ベトナムへの愛媛県産材輸出促進に向けた研修会が28日、松山市三番町4丁目の県林業会館であり、同国最大という木材会社「タビコ」の社長が輸入木材の需要が高まっている現地の状況などを説明した。
 2014年から原木や製品サンプルをタビコ社に輸出している県森林組合連合会(高山康人会長)がボ・クワン・ハー社長(50)を招待して実現した。ハー社長は同国の経済成長などを背景に、05年の創業以来急速に事業を拡大している自社の概況を説明。資源枯渇などのため、国内の木材生産が減少している状況を挙げ「中国やアメリカなど海外からの輸入が増加し続けている」とし、愛媛からの木材輸入拡大に関心を示した。